共通テストの国語って点数が安定しなくて難しいですよねー。僕も本番で一番怖かった科目でした。現代文3問に加えて古文漢文と幅広く、時間的な余裕があまりないという共テらしい高速テストになっています。じっくり練らせてほしい…。
今回は、共テ国語本番9割の僕が、今すぐ使えるぜひ意識していただきたいポイントを紹介します。(最高点は東進模試での197点であります(ここだけの自慢))
国語全体を通しての考え方
国語共通テストの大問構成は次のようになっています。
第一問 論理的な文章 45点
第二問 文学的な文章 45点
第三問 実用的な文章 20点
第四問 古文 45点
第五問 漢文 45点
そもそも国語全体の考え方として、第一問・第二問は得点が振れやすく、第三問以降は安定しやすくなっています。つまり前半は共テ本番でのここぞの集中力が、第三問以降は普段からの確かな実力が重要になってくるということです。

よくある方法
国語では基本的に時間が足りなくなりがちなことから、よく塾予備校で推奨される方法として
まず古文漢文(と第三問)を片付けて、残った時間で第一問・第二問を解くという方法があります。これは、迷いが出やすい割にその迷いが得点に結びつきにくい第一問・第二問で時間を浪費することを防ぎ、古文漢文に確実に時間を使って全ての問題に回答したうえで、残った時間の範囲内で現代文を解いていこうという考え方です。ぼくの実感では周囲の半数以上はこの方法を「テクニック」として従っていたように思います。
もちろんこの方法は一理あると思うのですが、どうも現代文から逃げている感が否めません。ぼくは、毎回均等な時間配分で全ての問題に目を通すことを重視すべきだと考えています。共通テストでは、毎度のごとく各大問で難化・易化が発生します。結局のところ、事前にある程度の時間配分を決めておき、常に時間を意識しながらを進めていけばよいだけなのです。
古文漢文の先解きは、解く順番を入れ替えるという小手先のテクニックに過ぎず、それほどの効果があるのか正直よく分かりません。8割以上の高得点を狙うのであれば、国語で捨て問などありえません。はじめから全ての問題を解くつもりなら、このように順番を入れ替える必要性は全くないのです。
シンプルにおすすめしたい方法
ぼくが実際に行っていたのは、シンプルに第一問から順番に解いていくという方法です。ごく自然で、出題者の意図にも沿った当たり前の方法です。この方法のメリットは、集中力が必要な第一問、第二問に頭がフレッシュな状態で取り組めることです。現代文の解読には多くのパワーを費やします。古文漢文で40分以上フル回転させた頭で考えるよりも、初っ端から全力で現代文に取り組む方が進みやすいと感じています。古文漢文については頭をそこまで使わなくても知識や作業で何とかなるタイプの問題が多いので、後半に回せます。一度、初心に帰るようですが試してほしいです。
注意点としては、
第一問、第二問で調子に乗って時間を使いすぎない…やはり現代文は沼にハマりやすいので、余裕を持って進めることは必要です。事前に各大問を終了する予定時間を決めておき、もしオーバーしそうであればどれくらいのオーバーであればリカバリーできるか、事前によく考えておくことです



