何度も受けた東進の模試ですが、受験本番や過去問と比べて少し難しい傾向があるような気もしますので、その辺を僕の経験をもとに解説していきます。
共通テスト模試の難易度
多分最も受験機会が多い共通テスト模試(共通テスト本番レベル模試・全国高校生統一テスト)の難易度についてですが、科目・回ごとのバラツキはあるものの、全体的にはやや難度が高いように感じます。明確なのは、リスニングの読み上げ速度が速いです。かなり負荷が高いように感じます。逆に本番の問題を解くときに、遅すぎてそれが気になってしまうくらいの差があります。高速リスニングに慣れておくことで本番が楽になるのは、ネクストバッターズサークルでバットにおもりつけて素振りしてるようなもんでしょうか。
リスニング以外の科目についても、本番と比べると難しいことが多いような気がします。ただしそもそも本物の共通テストの難易度が一定でないので、あくまで気持ち程度です。難化したことで有名な2022年数学Ⅰ・A本試のほうが大体の模試よりだいぶ難しいと思います。東進模試は2か月ごとに実力を測り成長を確認することを一つの目的にしているため、なるべく毎回の難易度は揃えたいところだとは思います…が、東進模試も難易度ブレブレなのが実際のところ。
毎年本番の共通テストに合わせ開催される同日模試(本試を解く)ですが、僕の場合、前後の東進共テ模試と比べて明らかに高得点が出ました。解いていてラクに感じます。やっぱり東進模試の難易度が少し高いと考えるのが自然です。たとえ東進の共テ模試の素点が低くても、その素点を信じる必要はないと言っておきます。ただし、その難度のセットが共通テスト本番で登場する可能性は十分にあるので、対応できるように準備はしておかないといけません。
東進の強みは圧倒的な模試の回数であります。2か月に一度の共通テスト模試と冠模試だけで余裕で高い模試代を取り返せるくらいの受験機会があります。皆さん復習できる範囲内なら、勧められただけ受けちゃっていいですよ。
(ちなみによく模試の難易度でSん台は難しくてかY塾は簡単とか言いますが、別に問題が難しけりゃ勝ちとかではありませんよ~。)



