慶應の給付型奨学金が年収1200万円までOKだった件【学問のすゝめ奨学金】

hiyoko

国立医学部医学科1年生。2025年度入試で田舎の公立高校から某地方国医に現役合格。現在は学業とブログでの発信に関心を持ち活動しています。ブログを通して医学生の日常や合格までの勉強法などお届けします。東進衛星予備校、東進東大特進(5教科特待)、Z会(通信教育)を利用していました。

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 私立の雄、慶應義塾大学ですが、難関大学であるとともに「金持ち」のイメージがあるかもしれません。地方から下宿となると学費と一人暮らし代のダブルパンチで断念…という人、給付型奨学金は所得制限が厳しいから貸与を受けて…という人は僕のまわりにも実際にいます(日本の貸与型奨学金=借金です)。夢の慶応入学は諦めるしかないのか…。
しかし、なんと慶應義塾大学には年収制限高めの給付型奨学金、「学問のすゝめ奨学金」があります。筆者は実際にこの学問のすゝめ奨学金に申し込み採用していただいた(結局入学してないので受給はしていない)ので、その内容を詳しくお届けしたいと思います。

学問のすゝめ奨学金

概要としては(2025年度の話)

・給付型(返済不要!)
・所得制限は1200万円(珍しい高水準)
・一般受験が対象
・一般受験より前(なんなら出願前)に審査結果を知ることができる
・給付額は学部ごとに決まっており、全ての学部が支給対象
・受験予定の学部は申請時に記入するが、申請した学部と異なる学部に受験・入学しても受給可能
・慶応専願の必要はない(採用されて合格しても蹴っていい)

https://www.students.keio.ac.jp/other/prospective-students/files/gakumon_app.pdf
(詳しくは上記リンクを確認してください。これは2025年度の情報です。)

かなりの大盤振る舞いですねぇ。大学は事前に(ココ大事)支給を約束してくれるのに、こちらは入学を確約しなくていいそうです。
奨学金に採用されても、入試はちゃんと突破しないといけません。入試で不合格なら水の泡です。いずれにせよ、事前に確定するのがありがたい。この奨学金のおかげで慶應に入学を決める人は結構いるでしょう。
支給をフルで受ければ学部によっては国立よりもむしろ安くなってしまう可能性すらあります。さすが慶應という感じです。
ちなみに早稲田大学にも地方出身者向けの給付型奨学金はありますが、所得制限が慶應よりは低めの設定です(僕は落とされた)。

申請する

申請書類はいろいろ必要です。秋の時点で申請しておかないといけないので注意してください。自分で志望理由を書くのと、学校の先生に推薦書と調査書まで書いてもらわないといけません。書いてもらう書類がかなり多いので、これってホンマに専願ではないんか大丈夫かと心配されました。結構やることがあります。

結果発表

結果はいつ届くのかなぁと待っていたら、12月26日に郵便で届きました。ありがたいことに採用いただいたので、併願は早稲田はやめて全部慶應にしました。
あんまりお金のない地方の学生にとってはとても素晴らしくありがたい制度だと思います。

https://www.students.keio.ac.jp/other/prospective-students/scholarship-gakumon.html
詳しくは大学のサイトを確認してください。