全国の大学受験生が受けている全国模試。大手では河合塾、駿台、進研、東進の模試を受ける人が多いです。模試には各社の特徴があり、問題の癖や難易度、受験者層などさまざまな違いがあります。今回は、大手4社の模試を受けてきたぼくが、各社の模試の特徴を解説します。
河合塾
河合塾(の全統模試)は受験者数がとりあえずめちゃめちゃ多くて、4社の中で最大です。そのため受験者の層も幅広く、判定も信頼度が高いとされています。「みんなが受けるから」という理由で受ける模試です。問題の難易度は本番と同じくらいにうまく調整されている印象です。本番以上に難しいとは感じませんでした。公開会場で全統共テ模試を受けた時に、リスニングで一人ずつICプレーヤーを使わせてくれたのが本番みたいで嬉しかったです。イヤホンで聴く感じとか、音量調整を本番さながらに体験できました。冠模試のオープン模試も、受験生の定番とされています。

駿台
4社の中では最も問題が難しいと思われます。特に理系科目が意図的なレベルで明らかに難しいと感じます。模試は上位層向けで、受験者数はあまり多くありません。この問題傾向は、河合塾と駿台のカラーの違いがでるところです。最難関の大学を狙うなら、受けるべきでしょう。判定もちょっと厳しいイメージですが、平均点が低くなりがちなので、何問か解けると一気に上に行けます。
実戦模試という冠模試を開催していて、河合のオープン模試とともに両方受験する人もいます。夏や秋の時点での立ち位置を確認するとともに、同じ志望校のライバルたちに、模試に出題された内容の理解で差をつけられないようにするためにも受験が推奨されます。

東進
東進は結果返却の速さや、映像授業などフォローアップの手厚さが特長で、特に東進生にとっては馴染みもあり使いやすい模試になっています。日曜日に受けた共テ模試が、木曜日には返ってきます。これは圧倒的な速さで、模試を受ける側としてはとてもウレシイところです。どんな問題だったか覚えているうちに返ってきます。また受験会場が全国に張り巡らされた東進校舎なので、近くて受けに行きやすいです。高校や、予備校校舎や公開会場になっている大学まで行かないといけない模試と比べて、近くで受けられるのはありがたいです。
東進生は基本共テ模試や冠模試は受けるのですが、外部から受ける人はそんなに多くないため受験者数はあまり多くはなく、受験している集団が東進生に偏っています。判定は意外と厳しいイメージ。問題は駿台ほどではありませんが、本番より難しい印象です。なんと年明けの共通テスト後にも冠模試を開催していて、結構人気があって、素直にすごいと思います。

進研(ベネッセ)
この4つの中では最も問題の難易度が低いと思います。高校でまとめて受けるタイプの模試なので、受験者数は多いです。気軽に受けられるので低学年には良い模試だと思いますが、3年生からは河合とか駿台を受けていきたいところ。判定がガバガバなイメージです。いい偏差値が出やすいので心の健康にはGOODですが、調子に乗らないように気を付けたい。また、偏差値のだいぶ高い高校ではそもそも受けていないという話もあり、受験者数は多いものの層には偏りがある可能性はあります。
僕の高校はもちろん毎回受験でした(笑)。

問題の難易度ランキング
以上より、問題のおおまかな難易度を順にすると、難しい順に
駿台>東進>河合塾>進研 となります。判定の厳しさもこの順になると思います。
ただし、問題が難しいから、受験者数がより多いから優れているとかではないので、いろんな模試を受けてみて、総合的に判断することが大切です。
おまけ:願い
採点は正直適当な模試が多いので、一喜一憂したり、信じ込んだりすることなく、参考程度に使わせてもらいましょう。だいたいの採点は合ってます。
そもそも採点基準がおかしいんじゃないかっていう話は置いといて、全然採点基準と違う採点をしてくることもザラです。とある模試で、空欄なのに大きい丸を書いて数学の大問1つ分全問正解扱いにされていたときはさすがにビックリしましたが笑。まあ模試の値段が結構高くて受けるたびに負担も大きいので、これ以上正確に、とは思いませんが、受験生の皆さんは採点に一喜一憂する必要はないってことです!
河合の東大オープンは採点者の名前が分かるようになっていて、採点が丁寧でいい印象でした。

